PEOPLE

introduction

2008年入社マスタリングエンジニア

ソニー・ミュージックスタジオで、マスタリングエンジニアとして働いています。いわゆるトラックダウンマスタと呼ばれるボーカルや各楽器のバランス、効果などを整えた音源の音量や音色の調整、曲間調整、音質・ノイズの確認などをおこない、マスタを作成します。「音量・音色の最終調整」と「確認・マスタの作成」の2本の柱があって初めて成り立つ作業です。

作品をつくりあげていく過程に、よろこびを感じる。

アーティストやディレクター、プロデューサーなどの製作者とコミュニケーションをとりながら、作品をより良いものにしていく過程に大きなやりがいを感じます。そして、良いプロセスの先には良い結果があるもので、すばらしい作品の完成を体験できることがこの仕事の最大の魅力ではないかと思っています。もちろん、作品を体験するひとりのユーザーとしても違和感がないように、品質管理には責任をもっています。

アーティストやファンの曲への想いも表現したい。

以前とあるライブで、アーティストが曲ごとにファンから募集したメッセージを読んでから演奏するという演出がありました。そのとき会場に私もいたのですが、アーティストがメッセージを読み上げてから楽曲が終わるまで、近くの客席からむせび泣く声が聞こえていたんです。あのときは、1曲の大切さを心から実感するとともに、ひとつひとつの曲に対するファンの想いという部分にも気づかされて、身が引き締まる思いがしましたね。

働く人も、組織も、柔軟さをもっている会社です。

抽象的なのですが、SMSってとてもやわらかな会社だと感じています。ある種の柔軟さをもちながらも、ソリューションが抱える責任という部分を忘れないという、やわらかさと実直さを兼ね備えている会社であるなと。また、そういったものをもった方が多くいるのが魅力ではないかと考えています。今は不確実な時代ですので将来のことはわからないのですが、世の中が多様化していったとしても、変化に対応できる適応力のある会社だと思いますね。

10:00

スタジオ機材の電源投入。
ある程度温まった段階で、音を聴いて機材や自分のその日の状態を確認します。

11:00

音源の編集作業。
最近はTikTok用に編集することもあります。

13:00

マスタ音源のチェック作業。
マスタがU-maticテープだったころの名残で、ソニーミュージック内ではマーキングと呼ばれている作業です。
A&R、ディレクター立ち合いのもと、音源に関してノイズやマスタとして不備がないかをチェックします。
また、ISRCなどのサブコード入力、確認作業をおこないます。

17:00

アーカイブ作業。
音楽はテクノロジーの進歩と密接に関係しているため、アナログテープやディスクメディアなどさまざまなフォーマットのマスタが存在しています。
それらを今後も使用できる形として残すための作業をおこなっています。

退社

少しでも子どもと遊ぶように心がけています。
最近のブームはすごろくですね。

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※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます。