「こども音楽フェスティバル 2025」レポート
2025.05.10
たくさんのお子さんが自由にトートバッグ作りを楽しみました
オリジナルトートバッグのワークショップと原画展示を実施しました
2025年5月に開催された「こども音楽フェスティバル 2025」の会場で、Creative Vision Projectによるワークショップと原画展示を行いました。音楽体験を通じて、「つくるよろこび」にも触れられる、体験型のプログラムです。




カラフルなアイロンプリントシートを「切って」「ならべて」オリジナルデザインを制作
ワークショップ:世界にひとつだけのトートバッグをつくろう!
ワークショップは、5月3日と4日に計3回実施しました。事前募集には定員を超える応募があり、抽選で選ばれた方々にご参加いただきました。
参加者には、A4サイズが入る生成りのキャンバス地トートバッグと、色とりどりのアートがプリントされたアイロンプリントシートが渡されます。このアートは、事前に実施した2つのワークショップ――埼玉県・加須げんきプラザでの「コエのカタチ」、東京都立青山特別支援学校での「オトのカケラ」で、子どもたちが制作した原画を元にデザインされたものです。
プリントはアイロン転写式で、決まった貼り方はなく、パーツを自由に切って並べることで、自分だけの絵柄をつくることができます。音のイメージから生まれたアートをさらに自分らしくアレンジできるワークショップは、子どもたちの創造力をぐんぐん引き出していました。
当日は、講師として一般社団法人konstから須長さんと渡部さんが参加。ソニーミュージックソリューションズからもファシリテーターとアートディレクターが加わり、制作を優しくサポートしました。
参加者や保護者の方からは、
「スタッフの方がたくさん声をかけてくれて、安心して取り組めました」
「自由な発想で楽しめるところがよかった!」
「プリントパーツがかわいくて、できあがったバッグにも大満足」
など、うれしい声をたくさんいただきました。




スタッフがホットプレス機でプレスして完成
原画展示:音を「かたち」にした子どもたちの表現
ワークショップと合わせて、加須と青山でのワークショップで制作された原画作品の展示も行いました。会場はサントリーホールに隣接するカラヤン広場。大きなテラスのある開放的な空間に、子どもたちがつくった色鮮やかな原画が並び、来場した人々の目をひいていました。
原画は、それぞれ「コエ」「オト」という音の印象から自由に発想して描かれたもので、直感的でダイナミックな表現が多く見られました。隣には、原画をデザインに落とし込んだクリアファイルの完成品も展示され、実際に手に取ってもらえるよう配布も行いました。
この展示には、加須でのワークショップに参加してくれた「埼玉県難聴児(者)を持つ親の会」のお子さんや親御さん、OB・OGの方々も足を運んでくださり、再会の場にもなりました。
クリアファイルに使われた原画を展示
展示ブースには沢山の人が訪れた
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後も多様な人々が交わる創造の場を広げてまいります。