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インクルーシブアートを使ったデザインが、2026年のSMS年賀状に選ばれました。

2026.01.01

2026年の自社年賀状デザインを決める今年のコンペでは、通常のオリジナルデザインに加え、Creative Vision Project(CVP)のインクルーシブデザインワークショップで生まれたアートワークを活用した案もエントリーされました。
その結果、社内投票により選ばれた上位3案のうち、2案にインクルーシブなアートが使用されることとなりました。

2026年SMS年賀状に選ばれた上位3案をコラージュしたビジュアル(馬モチーフのデザイン3種)

2026年の年賀状デザインが決定

株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ(以下、SMS)では、毎年、その年に入社したクリエイティブスタッフが参加する社内コンペによって、年賀状のデザインを決定しています。
2024年からは紙の年賀状の発送を終了し、デジタル年賀状としてメールでお届けする形式へと移行しました。

2026年の年賀状デザインを決める今年のコンペでは、弊社代表より「このプロジェクトで生まれたアートワークを年賀状に取り入れた案もあってよいのではないか」という提案があり、制作の選択肢の一つとして、通常のオリジナルデザインに加え、Creative Vision Project(CVP)のインクルーシブデザインワークショップで生まれたアートワークを活用した案もエントリーされました。


本記事では、2026年の年賀状として選出された3つのデザインと、それぞれの制作背景をご紹介します。

MISAKIさんデザイン

インクルーシブアートを背景に、白い馬のシルエットと「A HAPPY NEW YEAR」「2026」を配した年賀状デザイン

※Creative Vision Projectで生まれたインクルーシブアートを使用

投票者コメント(一部抜粋)

  • ・馬の疾走感と「飛躍しますように」という願いが伝わってきた
  • ・勢いと躍動感、さまざまな形が混ざり合う表現がSMSらしい
  • ・色使いも華やかで、年賀状にふさわしい印象だった

KANAさんデザイン

馬と鏡餅をモチーフにした、線画と和柄で構成されたシンプルな年賀状デザイン。馬を模した鏡餅が、上から落ちてくるアニメーションになっている。

馬と鏡餅をモチーフにデザイン

投票者コメント(一部抜粋)

  • ・動きがあって面白く、親しみの持てるイラストが良いと思いました
  • ・年賀状らしい、かわいらしさとPOPさを感じるシンプルさが印象的
  • ・キャラクター性があり、見ていて癒される点が魅力でした

SAKIさんデザイン

インクルーシブアートの背景に、白い折り紙の馬を配置した年賀状デザイン

※Creative Vision Projectで生まれたインクルーシブアートを使用

投票者コメント(一部抜粋)

  • ・赤を用いた象徴的な背景と白いモチーフのコントラストが印象的
  • ・変化の時代の中でも、ユーザーファーストの姿勢を感じた
  • ・シンプルで分かりやすく、メッセージ性のあるデザインだと思った

多様な表現が並んだ、2026年の年賀状デザイン

今回選ばれた3案は、それぞれ異なるアプローチや表現方法を持ちながらも、いずれもSMSの個性や価値観を映し出すデザインとなりました。
インクルーシブアートを取り入れた案、オリジナルのモチーフで構成された案が並ぶことで、結果として表現の多様性そのものが可視化される年賀状デザイン選定となっています。採用案を手がけた、3名のみなさんに感想を伺いました。

Q.デザインの選出おめでとうございます。年賀状のデザインについてポイントを聞かせてください。

MISAKIさん: 上昇志向のSMSを未来へ駆け上がる馬に例え、さまざまなモチーフとともに、軽井沢のワークショップで生まれたアートワークを背景に取り入れました。2026年への期待感や躍動感を込めたデザインです。

KANAさん:
 鏡餅を馬に見立てた、親しみやすくポップなデザインに仕上げました。モチーフにエンタテインメント性を加え、SMSらしさを表現し、2026年のさらなる飛躍への願いを込めています。

SAKIさん:
 伝統的な折り紙と、勢いを感じるインクルーシブデザインのアートワークで、飛躍の年を表現しました。

ワークショップで生まれたアートを、年賀状というかたちへ

今回デザインに使用されたインクルーシブアートは、一般社団法人konstの協力の元、軽井沢町地域活動支援センター「木もれ陽の里」にて実施してきた、インクルーシブデザインワークショップから生まれたものです。
就労継続支援を利用する障がいのあるクリエイターの皆さんと、SMSのデザイナーが協働しながら制作してきたアートを、これまでの活動アーカイブの中から選定し、年賀状のデザインへと展開しました。今回選出されたインクルーシブアートを使用した年賀状をデザインした二人は、このワークショップに参加したデザイナーです。お二人にワークショップについて聞きました。

Q.MISAKIさんと、SAKIさんは、軽井沢でのインクルーシブデザインワークショップに参加していますが、ワークショップの感想を聞かせてください。

MISAKIさん: これまでに2回、軽井沢地域活動支援センターでのワークショップに参加しています。
どのような活動をすれば楽しんで制作してもらえるか悩むこともあり、当日まで緊張することもありますが、毎回皆さんが笑顔で迎えてくださり、活動や交流を通して元気をいただいています。
想定通りにいかないことが、結果的に作品の魅力になることも多く、ものづくりの自由さや面白さを改めて感じています。この経験を、自身の仕事にも活かしていきたいと考えています。

SAKIさん: ワークショップでは、参加者の皆さまが楽しそうにアートワークに取り組む姿を見て、参加して良かったと感じました。完成したアートワークはどれも独創的で、その魅力をデザインとして形にしていく過程がとても楽しい時間となりました。

MISAKIさん(インクルーシブデザインワークショップの会場で制作の様子)

MISAKIさん

SAKIさん(インクルーシブデザインワークショップで参加者と制作を進める様子)

SAKIさん

それぞれのアプローチは異なりますが、3枚の年賀状はいずれも、SMSが来年に向けてどのような姿勢で進んでいくのかを感じさせるものとなりました。 新年の挨拶において、SMSらしさを素直に伝える年賀状が揃いました。