都市型音楽フェス CENTRAL 2026でのセンサリーバッグ試用レポート
2026.04.23
2026年4月3日〜5日、Kアリーナ横浜や臨港パークなどで開催された都市型音楽フェス「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」(以下「CENTRAL2026」)。Creative Vision Projectの「2030年の推し活」プロジェクトでは、ライブ体験をより自分らしく楽しむための「センサリーバッグ」プロトタイプを試験導入しました。約50名に試用していただき、たくさんの貴重なご意見をいただきました。
アーティストグッズとして届けたい、感覚サポート
きっかけは「ライブ鑑賞に何が必要か」という問いでした。
従来「配慮のためのツール」として提供されることの多かった感覚調整グッズを、アーティストグッズとして位置づけ直すという発想から生まれています。ライブグッズとして手に取れるものにすることで、使うハードルを下げたい、という発想です。
このセンサリーバッグは、感覚過敏研究所・加藤路瑛氏や、乃村工藝社などの助言をいただきながら開発しました。
バッグの中身
バッグ本体は、会場内での持ち歩きを想定したナップザック型。中には以下のアイテムが入っています。
- イヤーマフ・耳栓(どちらかを選べるスタイル)
- ネックストラップ付きサングラス(フェスの屋外環境を想定)
- スタッフパス型ステッカー・缶バッジ(気軽に感覚過敏を周知できるデザイン)
- グッズ各種:クッションバッジ、手触りアクキー、ふわふわタオル、オイルタイマー、ハンドスピナー、プッシュポップなど
グッズの中でも「手触りアクキー」は、今回のために制作したオリジナルアイテムです。絵柄には、軽井沢の障がいのあるアーティストとのワークショップで生まれた"モンスター"のキャラクターを使用しています(該当ワークショップの記事はこちら)。なお、オイルタイマー・ハンドスピナー・プッシュポップの3アイテムは乃村工藝社からの提供です。
試用の声:「アーティストが歓迎してくれている気がした」
約50名に試用いただいたところ、8割以上が「使いやすい」と回答。役立ったアイテムはサングラス(6名)、タオル(5名)、イヤーマフ(4名)の順に多く、アロマなど嗅覚に関するグッズへの需要も複数寄せられました。
参加者からは、こんな声も届いています。
「アーティストが気遣ってくれてそうな気がして。来てくださいって言ってくれてるような気がしました。」
「テーマカラーで毎年変えたら毎年買う。アーティストが使っているのを見たら全員真似すると思う。」
「配慮」ではなく「応援」として受け取られた、という手応えでした。
「2030年の推し活」、次のステップへ
今回のフィードバックをもとに、次のプロトタイプの開発を進めていきます。センサリーバッグの詳細や今後の展開については、引き続きこちらでお知らせします。
今回のCENTRAL2026では、センサリーバッグと並行して、ライブ体験型カームダウンブースの実証実験も実施しました。空間・音響面からライブ体験をサポートするこちらの取り組みについては、下記プレスリリースをご覧ください。